万人に当てはまる話ではないので申し訳ないのですが、
本記事のSEOタイトルを見てクリックした人は
nanacoの代行収納に関して一部改悪、
とりわけクレジット利用の返済また、貸付金の返済がnanacoで払えないということで
痛手になってご覧いただいている人が多いと思います。
そうでない人のために言うと、
普通の電気・ガス・水道・電話・自動車税などの
公共料金のnanaco支払いは引き続きできますよ(‘ω’)ノ
で、「代わりに」といっても
できない人口の方が多いと思いますが、
中には「時効ギリギリで助かった！ありがとう！」
という人もいるかもしれないので情報を発信します。
(しかし即効性の高い話ではありません。というか、次回支払いまでは間に合いません。)
ちなみに、普通に勉強にもなる話ですので是非読んでいくことをお勧めします！
ただ、難しいと感じる時は、毎日少しずつ理解するのでもいいと思います。
長くなったので分割しています。
では、さっそくいきましょう。
nanaco終了のおさらい
終了といっても、「代行収納」サービスがすべて終了したわけではありません。
以下、リンクも一応貼っておきますが、
画像でも出しておきます。
冒頭でもある通り、
電気・ガス・水道といった
cvs用ジャンコード(コンビニエンスストア用バーコードのこと)
がある「公共料金」はまだnanacoで払えます。
しかし
YJカードをはじめとして、
ecナビ・REX・セディナ他、
(違反ではありますが)楽天で引き落とし不能などでもcvs用ジャンコードは来ていました。
(CIC・JICC等注意!!)
これをショッピング枠の1/2以下に抑えれば、
「今回のような」nanaco支払いができなくなるまではずっとループできていました。
これが、クレジットカード代金の返済に当たる変更点で注意すべきところですね。
nanaco支払いできませんので、現金で払ってね！ということです。
そう、これにはデメリットがありました。
nanacoのシステムが止まった時、現金が必要になることです。
(使った分なので払うのは当然ですが…)
もう一度みてみましょう。
クレジットカードの返済は
大部分のnanacoプレイヤーが知っていた裏技的なものですが、
実は、
知っている人は少ないとは思いますが
貸付金の返済が痛い人もいます。
でも、キーワードを検索しても紹介している人っていないんですね。
どうせ「nanacoでの支払い」が貸付金の返済に関して効かなくなってしまったので
「こういうこともできました」ってことで記事にします。
これは近いうちに書きます。
どうして過払い金？
11/27に今回のnanacoの一部変更を知り、
私はYJカードでループしていたので
本来商品購入から一月後に払うはずだったお金を今更準備しました。
いつかは払うことになる代金だったのでいいんですけどね。
私は確か日用品の他、ビジネスバッグとか本棚とかを購入しました。
ループ分でがっぽりもらったTポイントは
親のコーヒー代と調味料に変わりました( ´∀｀ )
で、
nanaco改悪を知ってから数日して、
私が家の掃除をしていた時に
見たことのないカードが出てきました。
私はカードをいっぱいもっているので見たことがないカードを
親がもっていることに違和感を抱き聞いたところ、
「実は一時期借りていたことがある」
ということで、完済はしているのですが、キャッシング専用のメイプルカードというものでした。
これはベルーナノーティスという信販系のキャッシング専用カードでした。
ということで、「ふ～ん」と思ったのも束の間、
急にあるcmが蘇ってきたのです。
「あなたの過払い金、戻ってきます！」
よく耳にしていた過払い金のcm。
流して聞いていた時は、「そんなん普通ないだろーよ～」
と思っていたものの、当事者になれば別。
キャッシングは身内ではしていないと思っていた反動か、
「過払い金」とは何なのか？
「過払い金ってどこから発生するの？」
「そもそもどうして発生するの？」
と、様々な疑問が湧いてきます。
何も知らず、思い込みで物事を進めるとロクなことになりませんね。
そして親に確認します。
「どうせ過払い金あるって言っても自分で取り返さないでしょ？もし過払い金があるってわかったら取り返していい？後、そのお金代わりにもらってもいい？」
うちの親は、申し訳ないけれども不勉強です。
いい歳して法律一つも知りません。
まぁ、それは建前で、もらえるもんはもらっとくというのはもちろんのこと、
実は裁判の経験をしておきたいというのが強い理由です。
いろいろ勘定して、OKがでると思っていました。
「いいよ～でも、デメリットとかないの？」
「(一応あるけど)ないよ～」
「んじゃ、頑張って。」
こうして私の過払い金返還請求への道が開かれました。
過払い金とは？
そもそもなぜお金を貸してくれるのでしょうか？
アンダードッグ効果ですか？
違いますよね、ビジネスになるからです。
あなたが友人に1万円貸してあげます。
その後、友人は「ありがとう！」と
お礼に2000円多く、1万2000円返してくれました。
(10000円×20%＝10000円×0.2=2000円)
こうして、あなたは元の金額より20%多くお金を手に入れることができました。
これが金利20%のビジネスで、仕組みとしては銀行と同じです。
金利50%であれば友人は
(10000円×50%＝5000円より)
5000円多く15000円返すことになります。
ということは、
もし、あなたが「営利目的」言い換えれば「お金をとにかく集める」ことに
全力をそそぐ必要のある立場なら、
複雑な要因、例えば、人間の感情や実社会においての評価などを排除すれば
どちらを選びますか？
単純に上の例では50%の方ですよね。
20%よりも、30%多くお金を集められます。
この感覚が、思わぬ形で過払い金請求という権利となって現れることになりました。
そして、
お金を貸すに際して、2つの法律がありました。
利息制限法…15~20%
出資法…29.2%
この数字は、金利の上限を決めていたものです。
詳しくは「みなし弁済」とか出てくるのですが、
過払い金の概要を掴むのには重要でない(とは言わないけれど…)ので
後で説明します。
通常、利息制限法に則り15~20%までしか金利を設定できないのですが、
別の法律：出資法を理由に会社によっては
上限を29.2%として設定していた時期がありました。
出資法の方が、上限ラインが上にあったということです。
イメージ画像
このラインの間をグレーゾーン金利といいます。
しかし、(平成22年)2010年6月18日に
出資法の上限金利を20%まで引き下げたことで、
利息制限法の上限金利を超えないようになりました。
イメージ画像
ということは、グレーゾーン金利が発生する余地がなくなったということですので
(平成22年)2010年6月18日以降に新たに借り入れようとした人の場合は
グレーゾーン金利が発生しないので
当然過払い金も発生しないということになります。
逆に言えば、
(平成22年)2010年6月18日より前に借り入れたことがあれば
グレーゾーン金利が発生している「可能性」があるため
過払い金が発生している「可能性」があるということです。
金利は業者が決めることですので、あくまで可能性です。
後に説明する最高裁判所の判決や法改正を重ねて、
グレーゾーン金利に当たる部分は返還請求ができることとなりました。
つまり、
業者が法外に取っていた金利部分を、
「請求に応じて」
持ち主にお返しすることになったということです。
これが過払い金請求の仕組みでした。
次回以降の見通し
nanaco代行収納の改悪でYJカードの納付書が払えなくなる代わりに、過払い金請求の還付金で補填しようと思った話(←今ココ)
→過払い金の仕組みと流れを系統立ててわかりやすくまとめました【親が過払いしているかもよ？】
→我が家の状況と、過払い金請求をすると踏み切った過程について
→自分でやるか、司法書士に頼むか、弁護士に頼むか
と進めていく予定です。
