梅園和彦って誰だろう?と思った人のために
WikipediaのURL貼っておきます。
…と思ったら、ページが無かったので、
じゃあゼニゴケのページなら…
と、これも載っていなかったので
京大広報のPDFがあったので一応URL載せておきます。
http: //www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/issue/kouhou/documents/536.pdf#search=%27%E3%82%BC%E3%83%8B%E3%82%B4%E3%82%B1+%E6%A2%85%E5%9C%92%E5%92%8C%E5%BD%A6%27
PDFの6/16ページ目にあります。
梅園和彦さんは世界で初めてゼニゴケの葉緑体ゲノムの塩基配列を全て決定した方です。
ゼニゴケは中学生でも習いますので知っている方も多いと思います。
(追記:2025年時にはリンク切れのようでしたのでリンクは解除しております。)
奈良先端科学技術大学院大学
バイオサイエンス研究科
というところに梅園賞というものがあります。
ここの記事にアクセスした人は、
梅園賞を調べにきた人か、私の考えを知りたくて他の記事から飛んできた人か、
昔、梅園和彦さんから大変お世話になってなんとなく検索した人のどれかだろうと思います。
梅園賞を調べにきた人には申し訳ないですが、
そこは言及していないので
他のサイトにてお探しください。
しかし「梅園賞」を検索するようなレベルの方であれば
私の記事は思考形成・人格形成に役立つかもしれないので、
良かったら他の人気記事などを読んでいってくれたら嬉しいです。


私は高校生の時に
他を寄せ付けない異次元のレベルの先生と出会い、
現在の私の目標となる人のうちの一人となりました。
彼は、私がどう頑張っても、少なくとも8年は同じ土俵に辿り着くことが難しい人物でした。
人間的にも、能力的にも、です。
( この記述自体、2019年11月18日の22,23歳頃に書いたものですが、ダニング・クルーガーと言うべきでしょうか、2025年3月13日、実に6年ぶりに追記してみて思うのは、
今から毎日本気でやっても当時の彼にすら、あと10年やっても追いつかないだろうと思い直しているという感想だということでこれを残しておきます…)
高校卒業後、高校に用があり先生ともそこでお話をしました。
驚いたことに、その時、大学院生をし始めたとのことで、
授業が連続してない時や、お昼の時間に大学へ車を走らせ、
わざわざシャーレに薬品をたらしに行く(生物の先生です)
ということもあるようでした。
当時私は、院の課程に関してはあまり詳しくはありませんでした。
「前期」だとか「後期」だとか「途中にしている」という
ことを教えてもらったことがあるので、状況を考えると
博士前期課程を修了、つまり後期課程は修了せず、修士の学位で終わっている
という意味だったのではないかと今は思っています。
院生を始めた当時で46歳前後、妻と2人のこどもがいる状態で、
マラソン大会も出るし、いつも全力で仕事に向かっているという様子でした。
そんな熱量の塊の先生の言葉で今も強く記憶にあるのは
「俺も後数年したら教職やめてやろうかと思ってるよ~。南極でも行こうかなぁ。」
という言葉です。
冗談半分で言っていたことはもちろん分かるのですが、
もう半分に本気が混じっていることを私は感じ取っていました。
卒業後に時間を割いていただき学校の面談室で院生のお話を初めて聞いた時、
時計が12時を回り、ふと先生が私に言いました。
「大学へ一緒に今行く?」
ちょうど当時「即決する」ということを学んだ直後で、
意識的に「はい、行きます。」
と緊張を持ちながら答えました。
私は読書をしない人間でした。
中学生の時、ライトノベル(小説)はたくさん読んでいました。
しかし、教養的な本や、自己啓発・ビジネス書を含めて興味もありませんでした。
21歳でようやく本の重要性がわかり、
人間的に大きくなるためには
読書は「必須」なのだということを認識し始めた頃だったのもあり、私は先生に質問しました。
「先生は本は読まれますか?」
「本かぁ…読んでないなぁ。」
「今まで読書というのはしてきていないのですか?」
「うん、そうね~。けど、ニュートンとかネイチャーとかは読むかな。」
ここで初めて「本を読まなくても立派な人も、一応は存在している」
ということを知ります。
後でわかったことですが、
確かに先生は読書をすることはないかもしれないけれども、
若い頃に本屋に立ち寄って松下幸之助さんの本を購入したことはあったようでした。
先生は私のクラス担任でもあったので(3年間)学級通信を発行していました。
その3年間の学級通信(A4)をすべて読み込んだ結果、
そのエピソードについて言及されているものがありました。
結局私から言わせればその本とのエピソードさえも、
常に人生において、定める目標があり、アンテナを張っていないと
起こらない出来事だと思うのです。
(以下2025年3月13日に後日談として追記しますが、
2022年頃だった思いますが、私は市外のイオンに友人とたまたま訪れ、たまたまスターバックスに入った時、たまたまレジで前に並んで注文していた人が先生だったというエピソードがありました。
この時はご家族と来ていたようですが、奥様とお子さんたちの買い物が長くなりそうだったタイミングで本を読みに来たと言っており、内容は著作権、知的財産権などに関する本でした。
高校生の時冗談交じりに、夫婦関係は冷めきっているんだ~、なんて言っていたことを頭の片隅で思い出しながらも、なんだかんだで読書に本人はカウントしていないだけで「書物」には継続的に取り組んでいるのだとその時お話して理解した瞬間でした。)
「ニュートンですか…僕は中学1年生くらいの時に元素が好きで初めて買いましたね。その当時最後の方の元素が‘’ダルムシュタッチウム‘’だと思っていたのが‘’ダームスタチウム‘’に変わっていて、しかもコペルニシウムという新しい元素が出ていたのでびっくりしたのを覚えていますよ。」
「中学生でニュートンって…(笑)なかなかすごいね。」
「確かにそうですね(笑)」
「本は読まないけどテッドは面白いよ。」
「てっど?ですか?てぃー、いー、でぃーですか?」
「そうそう。」
そして私は初めてここでTEDを教えてもらいました。
今でもスマホのアプリで入れていて、非常に面白いと感じます。
ここまでで、
私は先生が絶対に読書をする人だと思い込んでいたので、
尊敬する先生から自分の指針としてきた書物を教えてもらうことが
最大の収穫とに睨んでいたわけですが、
本を読まないということがわかったので作戦を変更しました。
「ちなみに、先生は本を読まないのであれば、誰か尊敬する人とかいないんですか?」
「尊敬かぁー、誰かなぁ…あぁ、梅園さんはすごい人だったねぇ…」
「うめその?さんですか?」
「そう。梅園和彦さん。」
初めて聞いた名字だったので思わず聞き返してしまいました。
「男性ですか?」
「男。」
「どんな方ですか?」
「奈良県に奈良先端科学技術大学院大学っていうところがあって、俺がね、そこの研究室にいた時にすっごいお世話になった人なのよ。」
「先生がすっごいっていうなら余程すごい人なんでしょうね!」
「(*ノωノ)まぁすごい人だったよ。俺にはとても追いつけないような人だね。」
「先生がそこまで言う人ですか…何歳くらいの人ですか?どこに住んでいるんでしょう?そこ行けば会えますかね?」
「もう亡くなったの。確か40歳位の時だったと思うけどね…自殺したの」
「…」
「すごい優秀な方だったけれど…京大の教授に38の時になって、それからすぐのことだったのね。先生の性格からするともしかしたら周りからいいように使われて結構ストレスだったんだと思うよ…ちなみにね、梅園賞っていうふうに名前が残ったのよ。」
このような経緯があって
「梅園和彦さん」という方を知りました。
私は、高校の時にこのエネルギー溢れる先生に出会いました。
そしてこの方は、周りの人間に影響を与えることができる方です。
私は、この先生をとてもとても、尊敬しています。
そしてこの方にも、尊敬する方がいました。
「敵の敵は見方」や「友達の友達は友達とは限らない」
というように、なんとなく言葉を繰り返した似た表現で、言葉遊びみたいなのですが、
「自分の尊敬する人が尊敬する人は、尊敬に値する」
という意味で、私は自身の尊敬する先生に、尊敬する人を伺いました。
今回は尊敬の対象の「梅園和彦さん」は既に亡くなられています。
では、会えないか?
私は、そうは考えてはいません。
実際、情報は少ないものの、google上で梅園和彦さんを知っているようなことを残している方は数人にいらっしゃいます。
しかし、重要なポストに付いている方であったり、多忙な様子であったりする様子が伺えます。
そういった方たちに、私が将来お話を伺いに行くということが
「私の尊敬する先生が尊敬していた方」に会う一つの方法であり、目標です。
今はまだ活動範囲が狭いけれども、必ず達成します。
それが、私の新たな視点を作ることになり、
私以外の誰かが、人生に大きな影響を及ぼすことになると信じているからです。
答えは、行動した先に必ず何らかの形となって返ってきます。
(同様に2025年、追記。
正直文章を残したり、クリエイターの方たちなどは、ほとんどが大きく頷くところだと思いますが、昔の自分の表現は死ぬほど恥ずかしいのですよ。それでも、当時の自分の気持ちや変化、貴重な体験として、見るに堪えない部分は多少変更させてもらいつつも、本当は修正したい気持ちを抑えて当時の表現をなるべくそのままの状態に残しております。今後もこのような追記があれば以下に残していくかもしれません。)